平和慰霊ネットワーク
ふと思ったのだけど、「英霊の慰霊顕彰」を旨とする靖国神社への信仰は全国に張り巡らされた護国神社のネットワークを通じて増幅・再生産されている。護国神社がいわゆる行動保守系のレイシスト極右勢力の集会などに利用されている例もあると聞く。
一方で、平和を志向する護憲派が慰霊のために頭を垂れる千鳥ヶ淵戦没者墓苑は、あの一箇所しかない。少なくとも志を同じくする人々が集えるような空間のネットワークは存在しない。このハンディキャップがもたらす、左右の政治力の非対称性は無視できないものがあるように思う。
たとえば伝統仏教界と新宗教界が合同で都道府県レベルの戦没者を敵味方軍人民間人わけへだてなく、不戦の誓いとともに追悼する「怨親平等」の施設をつくって、千鳥ヶ淵を中心とする平和慰霊ネットワークを形成するということはできないものだろうか? 試みてもよいことだと思うのだが。
(以上、靖国問題を巡る議論の積み重ねを一切振り返らず、思ったことを書いた。)
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以前反射的に書きましたが、千鳥ヶ淵にも、慰霊に行っていないのが良くわかりました。
名前は国立でも運営は(公財)千鳥ケ淵戦没者墓苑奉仕会 たぶん土地建物は、何らかの形で国の物や、千鳥ヶ淵の施設は国が作ったかもしれません。
しかし、運営は(公財)千鳥ケ淵戦没者墓苑奉仕会、補助金などは出でいるでしょうが、
ネットワークはありますよ佐藤哲朗先生。
http://www.boen.or.jp/index.htm 千鳥ヶ淵戦没者墓苑
http://heiwa-irei-okinawa.jp/
平和の礎(いしじ)
こちらも、国立ですが、運営は平和祈念公園・平和の礎 指定管理者公益財団法人沖縄県平和祈念財団
沖縄県「平和祈念公園」
設置者 沖縄県指定管理者 公益財団法人 沖縄県平和祈念財団
国立でも管理者は、財団法人、平和の礎は県営のようですが、どのようにかは、しらねども、国立でも自治体でも様々な、財団などが間に入っています。
原爆ドームは、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館、運営は
、http://www.pcf.city.hiroshima.jp/hpcf/about/index.html
公益財団法人 広島平和文化センター
長崎原爆資料館 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
公益財団法人長崎県国際交流協会やはり財団法人が関わっています
http://www.nia.or.jp/
そうすると、各ページから、リンクに飛べるのですが、色々つながりがあるのがわかります。
いくら国立とはいえ、やはり運営は、基本的に財団法人
そこからリンクをみれば、様々な形でつながっています
佐藤哲朗先生、思い付きはいいのですが、調べたらいかがですか?